[天] 吐く息で心鎮める冬座禅(西田)
[地] 歳聞けば手袋取って答えけり(西田)
[人] 愛妻は年越しそばの湯気の先(霊峰)
[人] 今ここを積み重ねての師走かな(慧澄)
〈寸評〉
1月は西田さんの独壇場、すばらしいの一言です。横浜支部の三浦光海居士からも一句いただいています。いろいろな方から気軽に投句してもらえる俳句会にしたいですね。
さて、今回は少し添削をさせていただきます。
初詣列を見守る澄んだ空(慧澄)
情景が目に浮かぶ素晴らしい句ですが、詠み手の視点がいまひとつはっきりしません。初詣の列の中にいるのか、それとも離れた所から列をながめているのか・・・。もし前者ならこうしては如何でしょうか?
青空に見守られつつ初詣